メンテナンスについて

(サンプルテキスト)

■ 日常点検1:タイヤの空気圧
一番簡単かつ大切な事は、タイヤの空気圧管理です。タイヤの空気圧が不足すると、せっかくのアシストによる推進力が地面にうまく伝わりません。また、曲がる際にタイヤが急激に大きく変形し、転倒にもつながります。タイヤ側面に記載の適正空気圧となる様、月に一度は空気圧のわかるスポーツ自転車用空気入れで空気圧管理をしてください。

■ 日常点検2:チェーン清掃と注油
チェーンは汚れやすい為、定期的に市販のチェーンクリーナーとチェーンオイルを用いて清掃、注油を行ってください。また注油の際は布等を用いて、チェーンオイルが周辺部品に飛び散らない様にしてください。特にチェーンオイル等がブレーキ部(ブレーキパッド、ブレーキシュー、ディスクローター、リム等)に付着すると、十分なブレーキ力を得られなくなる恐れがあり、大変危険です。

■ 日常点検3:ネジのゆるみや消耗品の確認
チェーン、タイヤ、ブレーキ/変速のワイヤー等は消耗品です。長距離走行や未舗装路走行が気軽に楽しめるeBikeでは、通常のスポーツ自転車と比較して消耗品の摩耗が早い可能性がある為、自動車やオートバイ同様に定期的に販売店で点検を受けてください。

ebike洗車
■ 洗車1:eBike特有の洗車前の準備
eBikeの汚れがひどい場合は、洗車を行います。その際、着脱可能なディスプレイやPowerPackは取り外すか、布等で覆う事をお勧めします。また、車体に備え付けられた車載充電用のバッテリー充電ポートが洗車中に開いてしまわない様に、こちらも布で覆うか養生テープ等で固定する事をお勧めします。その他、必要に応じてヘッドパーツ等、水入りが気になる箇所を布等でカバーしてください。

■ 洗車2:eBike全体の洗浄
プラスチックやシーリング部を侵さない市販の自転車用シャンプー等でeBike全体を洗浄します。その際、ドライブユニットや前輪/後輪のハブ部のベアリング等に水や汚れが入ると、故障に繋がります。その為、高圧洗車器ではなく、中圧洗車器や一般シャワーヘッド等を使用してください。洗車後は十分に乾かし、必要に応じてチェーンや各摺動部に注油/グリス塗布を行ってください。

ebikeメンテナンス
■ バッテリーマウント部への水の流れ込み
Boschシステムでは、PowerPackターミナル部の水は自然に排出される様に設計されています。また、バッテリーと接続されるターミナル端子は防水です。洗車後や駐輪時に雨に濡れた場合は、布等でターミナル端子の水をふき取ってください。また、ターミナル端子は腐食や摩耗から表面を保護するコーティングが施されておりますが、必要に応じてターミナルグリス等をご使用いただけます。

■ 数か月から半年程度の長期保管
冬季オフシーズン等でeBikeを数か月間保管する場合は、0℃から20℃程度室温の、乾燥した室内での保管が理想的です。またその際、バッテリーの残量が30~60%であると、eBike保管中のバッテリーの経時劣化を少なくする事ができます。また長期保管後にeBikeに乗り始める際は、各部に異常がないか点検を行ってください。

■ 冬季のeBikeの使用
冬季にもeBikeを使用頂けます。除雪材に含まれる塩化カルシウム等が各自転車部品の錆びを誘発する恐れがある為、適時eBikeの掃除や洗車を行ってください。

販売店での定期的なメンテナンスの勧め
スポーツ自転車を取り扱ってきた豊富な経験と、eBikeの最新の知識を合わせ持つ販売店では、自転車部品のオーバーホールメンテナンス(全ての部品を取り外した、徹底的なメンテナンス)からeBikeシステムのバージョンアップ、さらには最寄のサイクリングスポットの紹介や最新eBikeの試乗まで、あなたのeBikeライフをサポートします。是非、最寄の販売店に足を運んでみてください。

 

適切な eBike ケアのための 5 つのヒント

1. タイヤの空気圧等、乗車前にeBikeの状態をチェックします。

2. 洗車の際は、バッテリーとディスプレイを取り外すか、必要に応じて布等で保護します。

3. 自転車用シャンプー、ブラシ、柔らかいスポンジを使用し、スチームクリーナーや高圧クリーナーは絶対に使用しないでください。

4. チェーンに注油するときは、ブレーキ部品にチェーンオイルやグリスが付着しないようにしてください。

5. 定期的に販売店で点検を受け、安全で楽しいいライドをお楽しみください。